理系男子と出会い、付き合い、結婚することになるとして、気になるのが年収や賃金カーブだと思います。
業種や職種などによって違いはありますが、理系の学部や大学院、高専などを出て、専門的な知識や技術を活かして働いている人であれば、給料はかなり良いはずです。
大手企業では40歳で年収800〜1000万円
非常に大雑把ですが、そこそこ大きな企業の場合、30歳で年収500〜600万円、40歳で800〜1000万円程度が多いと思います。その後は、役職などにもよるところですが、(2016年5月8日 削除)あまり大きな変化はありません。ただし役職についたりするともっと上がるケースもあり、例えば某大手メーカーでは、40歳で1300万円程度、その後も成果や昇進次第で1500万円〜2000万円程度と聞きます。(2016年5月8日 追記)
最近は景気や経営状態の変動が大きく、ボーナスカットなんて話も聞きますが、ボーナス分は年収の3割程度なので、それでも悪くない数字だと思います。
これだけの収入があれば、共働きをしなくても贅沢をしなければ都会でも家族で十分に暮らしていけます。僕の知り合いでは、都内で家を建てている人も沢山います。
アカデミックコースはポジション次第
一方、アカデミックコース(大学教員、国公立研究機関などの研究員)の年収は年齢というよりはポジション次第です。
例えば30代で国公立大学の教授になって1000万円くらいの年収をもらう人もいますし、40代で助教で650万円くらいの人もいます。有名私立大学の場合、国公立大学よりも給与が高いことが多いです。
国公立の研究機関の場合、30代後半の研究員で700万円くらい、50歳くらいの研究課長クラスで1000万円くらいです。
概して悪くはないのですが、これはポジションを獲得できれば、の話です。
アカデミックコースは何と言ってもポジションの獲得が難しいのです。分野によって総ポジション数が大体決まっていて、良い研究成果を出してもポジションに空きが無ければ昇進できないという厳しい世界なのです。
年収の額面よりも注意したいのが、最近では3年や5年といった任期付きのポジションが多いことです。そういったポジションの人達は、期間内に成果を出して次のポジションを見つけないと収入が途絶えてしまいます。アカデミックコースの理系男子と結婚する場合は、そういったリスクがある事を理解し、次のポジションが見つかるまでは自分が家計を支えるという覚悟が必要です。
どの世界でもこういった側面はありますが、アカデミックコースの理系男子は中々過酷な世界で生きているのです。
とはいえ、僕の知り合いを見ている限り、自分の好きな研究ができて満足そうな人が多いです。皆厳しいとはいえ、なんだかんだ次のポジションを見つけてステップアップしていってます。プライベートでも、結婚して、子供を作って、家を建ててと幸せな家庭を築いています。
さいごに
外資系金融機関などに比べると少ないですが、それでも世間一般に比べると理系男子は高給取りが多いのではないかと思います。少なくとも、家族を養っていくには十分なだけの収入がある人が多いです。
個人的には、お金のことはともかく、新しい世界を切り開いていく研究や開発という仕事はすばらしいものだと思っています。